むくみ・冷え

むくみを引き起こす原因は次のようなことが挙げられます。

同一姿勢で長時間過ごす

デスクワークなど同一姿勢での作業が長時間続いてしまうことで背中や腰まわりの筋肉が硬くなることがあります。
筋肉が硬くなることで血流の巡りが滞り、老廃物や水分が細胞外に残ってしまい、むくみが生じることに繋がります。

エコノミークラス症状群（深部静脈血栓症）

足から心臓へと血液を循環させる際に、静脈に血の塊（血栓）ができて詰まってしまう病気のことです。
長時間の飛行機や車による移動などで発症することがあります。
エコノミークラス症候群になることで、血栓が生じ血液の流れが滞り、脚にむくみの症状が起こる場合があります。

冷えを引き起こす主な原因については次のようなことが挙げられます。

血行不良

血液は体内の不要なもの(老廃物)を回収し、それぞれの臓器へ運んで排出する役割を持ちます。
血液の流れが悪くなると老廃物の排出機能が低下してしまい、身体に老廃物が蓄積されるため冷えが起きやすくなるとされています。

薄着

薄着の服や裸足で過ごすことが多い方や、入浴をシャワーで済ませ湯船に浸からない方などに冷えの症状はみられる傾向にあります。
また、夏場はエアコンの冷気に長時間さらされることもあり身体が冷えやすくなります。

自律神経の乱れ

ストレスの蓄積などにより自律神経が乱れると、対応の調節機能が十分に機能しなくなり冷えを引き起こす場合があります。

むくみ・冷えの多くは日頃の生活習慣によって引き起こされていることが多くみられます。

そのため、日常的にむくみ・冷えに対する対処法・予防法を講じていくことが大切です。

こちらではむくみ・冷えの対処法・予防法についてご紹介いたします。

日常的に行えるむくみへの対策は次のようなことが挙げられます。

ふくらはぎのマッサージ

ふくらはぎは下肢から心臓まで血液を送るポンプのような働きをしているため、第二の心臓とも言われています。
ふくらはぎのマッサージを行うことで、心臓までの血液循環が良好になりむくみの解消が期待できます。

入浴終わりや就寝前にふくらはぎを伸ばしたり、優しくセルフマッサージしてみましょう。

適度な運動

運動を行うことで身体全身の血液の巡りが促進されることが期待でき、むくみ解消に繋がります。
簡単な運動法として次のことが挙げられます。

まず、仰向けになり手足を天井に向かって突き出し、両手両足をぶらぶらさせます。

身体の末端部分に溜まった水分や血液が体内に流れ出る効果が期待できます。

塩分の摂取量に注意する

濃い味の食べ物が好きな方やお酒を飲む機会が多い方は、塩分を多く摂取している傾向にあります。
血中の塩分濃度が高くなると、塩分量を薄めようと多くの水分を必要とし、結果むくみに繋がることが考えられます。
日頃から塩分の摂取を控え、むくみ防止に努めてみましょう。

カリウムを摂取する

カリウムには水分を排泄する働きがあるためむくみの解消に効果的とされています。
バナナやアボカドにはカリウムが多く含まれるため、おすすめです。

むくみや冷えの原因は、長時間の立ちっぱなし・座りっぱなしによるふくらはぎの機能低下が挙げられます。

当院でのむくみや冷えに対する施術は主に２つあります。

１つ目の施術はドレナージュ（EHD・DPL）です。
クリームを使いふくらはぎの下のほうから太ももに向けて溜まってしまった水分を尿に代謝できるように押し上げていきます。
血液の流れも促進させる効果も期待できるため、冷え性の方にもおすすめです。

２つ目は鍼施術で、むくみや冷えに対するツボや経絡に刺鍼します。
全身の代謝の向上を目指すことで、むくみや冷えへの効果が期待できます。